OUR STORYのページは、
HPの中でも特に思い入れの強いページです。
約一年前に熊本の紡績工場を訪問しました。
紡績について何もわからない私に、
一から丁寧にわかりやすく説明していただき、
「糸」が出来るまでにこんなにも工程を重ね、
機械を動かす人の裁量で仕上がりが変わることを知りました。
これまで紡績工場、織物工場、染工場、おふとん工場、
タオル工場…様々な熟練された方々のお仕事を見させていただきました。
YARN=糸
を意味しますが、この糸は様々な人の手により、
表情豊かに形を変えていきます。
私たちが何気なく使っているものたちは、
いろんな人の思いや努力が詰まって詰まって
重なり合ってできたものだったんだ、と改めて感じます。
ブランドロゴは、そんな「重なり」や「つながり」を
イメージして作っていただきました。
話は戻り、熊本の紡績工場見学をした際に
その工程をレポートにして伺った会社様にお渡ししました。
先日、一年ぶりにお会いした時にさっとそのレポートを出し、
拙い私の文章を褒めてくださるのです。
まだ大切に持ってくれていたこと、覚えてくださっていたこと
その両方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
震災被害を乗り越え、まだ本調子ではない機械たちとともに
復興に向けて動いてらっしゃる様にも胸が熱くなりました。
人との出会いに改めて感謝しました。
私の周りの素敵な方々のお話を、
少しでも多くの人に届けることができたら。
ものづくりの現場をYARNとして紹介したい、
レポートではなく、インタビュー形式で
生の声を文字にしています。
BLOGではOUR STORYの番外編として、
感じたことを伝えていけたらと思います。
紡績レポートの中身は改めて。