VOICE #03
インテリアデザイナー
Maki Okumi
29.Apr.2020
引っ越した新居はすべてが真っ白。
YARN HOMEを迎え入れることに。
私は、インテリアデザイナーにも関わらず、
全く生活感のない無機質な空間で暮らしていました。
ベッドリネンは”白色”ならなんでも良い。
そのくらいに考えていたんです。
でも、YARN HOMEとの出会いが
私の生活を新鮮なものへと昇華させてくれました。
YARN HOMEのプロダクトを迎え入れたきっかけは、
新しい家に引っ越したことです。
新居は、床、壁、天井、扉、階段のすべてが真っ白。
気に入っているものの、あまりの空間の白さに
デザイナーの本領を発揮する時がきた、と思いました。
部屋のメインはべッド。そこで、以前から気になっていた
YARN HOMEのベッドリネンを買おうと決めました。
タイミングよく代々木公園近くのライフスタイルショップ「Parker」
という友人のお店でYARN HOMEがポップアップショップを開くということで、
YARN HOMEデザイナーの荒川祐美さんに素材と色を相談したのです。
OMIとFUSHIMI、
濃いグレーと淡いグレーをミックス。
選んだのは、OMIシリーズのデュべカバーと、
FUSHIMIシリーズのボックスシーツとピローケース。
デュべカバーは「Slate」という色で青みかかったグレーを、
ボックスシーツとピローケースはともに「Cloud」
(ほんとうに雲みたいな、白に限りなく近いグレー)を選びました。
夏でも布団を被って眠りたい私には、
フレンチリネンの入った少し重みのあるOMI シリーズがベスト。
麻だからざっくりしているのかと思いきや、
縦糸に綿が織り交ぜられているため、
ソフトベルベットみたいな肌触りでとても心地良く、気に入っています。
そして、なによりも気に入っているのが、
ピローケース(FUSHIMI)の縁どりデザイン。
これが、海外のオーセンティックな
ブティックホテルのベッドルームみたいで、
一目惚れしてしまったのです。本当に素敵です。
空間と生活に、血液が通い出す。
Slate(粘板岩)やCloud(雲)といった
自然から取り入れた色にまつわるコンセプトも、
OMI(近江)やFUSHIMI(伏見)といった
made in local なネーミングも、YARN HOMEらしい魅力ですね。
冷たく真っ白だった空間と私の生活は
YARN HOMEの柔らかな素材感が加わったことで、
無機質ではなくなりました。
たとえて言うなら、血液が通い出した感じ。
ベッドリネンひとつで、空間と生活は変わります。